インフォメーション
シビック タイプR(CIVIC TYPE R)は、本田技研工業が生産・販売するスポーツカーである。当社取扱っているのは5代目FK8型である。
2017年1月13日から3日間開催された「東京オートサロン2017」において、セダン・ハッチバックと共に、5代目となるタイプRのプロトタイプが日本で初披露された。同年6月23日には、Hondaホームページ上にスペシャルサイト(ティザーサイト)を公開し、7月下旬に公式発表する予定であることも発表された。
同年7月27日、5ドアハッチバック、および4ドアセダンと共に5代目「TYPE R」の日本での発売を正式発表。発売は9月29日からとなる。日本市場でのシビックシリーズは8代目以来7年ぶりの投入となるが、過去に数量限定で発売されたことがある「TYPE R」に関してはFK2型の販売終了(完売)以来、約1年半ぶりの投入となった。EP3型と同様に通年販売となる。また、ベースのシビックが欧州向けと北米向けとの作り分けをやめたことから、シビックTYPE Rとして初めてアメリカでの販売が開始された。
これまでのタイプRは、ノーマル車をベースに「後付け」で性能を強化してきたが、今回は最初の設計段階からノーマル車とタイプRを同時に開発し、ノーマル車の走行性能のレベルアップとタイプRの実用性の拡大を両立させている。シャシーはリアのサスペンションをマルチリンク式サスペンションに変更したほか、フロントサスペンションには「デュアルアクシス・ストラット・サスペンション」と呼称する新型のストラット式サスペンションを採用。エンジンはFK2型同様K20C型を搭載しているが、エンジン制御の改良により、最高出力を10PS(7kW)向上。6速MTをローレシオ化し、軽量シングルマス・フライホイールを新たに採用。また、ホンダ車で初採用となる減速操作に合わせてエンジン回転数を自動で調整するレブマッチシステムを搭載し、減速時のアクセル操作が不要となった。システムはオフにすることも可能である。ダンパー・ステアリング・スロットルなどの制御デバイスのセッティングをモードスイッチの操作で瞬時に変更できるドライブモードは、「SPORT」と「+R」に「COMFORT」を加えた3モードとなった。
2017年4月、FK2型に引き続きドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいてタイムアタックを敢行。当時FF市販車最速であったフォルクスワーゲン・ゴルフGTIクラブスポーツSの7分47秒19を破り、7分43秒80を記録しFF市販車世界最速の座を奪還した。
エンジンの最高出力は320PS/6,500rpm、最高トルクは40.8kgf・m/2,500-4,500rpmとなります。