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86は、トヨタ自動車がSUBARUと共同開発したFRレイアウトのスポーツカー。トヨタとしてはスポーツ800以来となる水平対向エンジンのスポーツカーである。スバル・BRZとは兄弟車の関係にある。
新型86はGRスープラ、GRヤリスに続く「GR」のグローバルモデル第3弾として発表され、車名も「GR 86」へと改められた。
エンジンは先代から引き続き水平対向4気筒ガソリン直噴エンジンが搭載されるが、排気量を2.4 LにアップしたFA24型に換装したことで、先代の課題であった中回転域の「トルクの谷」の改善を図り、加速性能やレスポンスが向上した。最大出力は235PS(173kW)、最大トルクは25.5kgf・m(250N・m)を発生する。
プラットフォームは初代GRから継承されているが、スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)の知見を盛り込むことでねじり剛性を50%向上させたとしている。
AT車にはトヨタ車初採用となるステレオカメラ方式の運転支援システム「アイサイト」を搭載(同様のシステムについては本来、トヨタ車では「Toyota Safety Sense」を名乗るが、SUBARUとの共同開発車種となるため、同社の「アイサイト」での採用となる)。プリクラッシュセーフティ、後退時ブレーキアシスト、AT誤発進抑制制御&AT誤後退抑制制御、全車速追従機能付クルーズコントロール、警報&お知らせ機能で構成されている。
BRZとの差別化を図るため、セットアップが見直されている。またフロントマスクもGRモデルの意匠である「FUNCTIONAL MATRIX GRILL(ファンクショナルマトリックスグリル)」を採り入れたバンパーとなる。