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BRZは、SUBARU(旧・富士重工業)がトヨタ自動車と共同開発したスポーツカー。トヨタ・86(現・GR86)とは姉妹車の関係にある。
当社取扱っているのは2代目である。2代目モデルは2020年11月18日に初めて公開された。車両重量は旧型より20 kg増加し、全長も30mm拡大された。一方で全高は10mm低下した。
エンジンは先代のFA20型に代わり、新たにFA24型を搭載する。排気量を2.4リットルに拡大することで、先代の課題であった中回転域の「トルクの谷」の改善が図られた。スペックは最高出力で24 ps、最大トルクで38 N·m向上した。
フェンダーには新たにエアインテークが取り付けられ、空気抵抗の軽減が図られている。リアのライセンスプレートの位置が初代のトランクリッド上からバンパー上に変更され、インテリアでは、メーターがアナログメーターから液晶パネルに変更された。
また、初代では搭載されていなかった運転支援システム「EyeSight」が搭載されるほか、ステレオカメラが前方を検知し、状況に応じてハイビームとロービームを自動切り替えするハイビームアシストも装備される。
GR 86との相違点は初代と同様に、販売開始予定日が異なる。86は2021年10月28日にフルモデルチェンジを実施し、同時に車名をGR86に改称したのに対し、BRZは同年7月29日に先行フルモデルチェンジを実施した。
フロントグリル、フォグランプ、ヘッドランプ内のポジショニングランプの形状が異なるほか、内装、オプションに一部違いがある。
BRZではフロントハウジングがアルミ製であり鋳鉄製に比べてバネ下重量を片側1.5kg低減させている(GR86は鋳鉄製)。BRZのリアスタビライザーがリアサポートサブフレームを介してボディに直に取り付けられているのに対して、GR86のリアスタビライザーはサスペンションメンバーに取り付けられている。 そのため両者間で共有することはできない。